SPOT

御輿来海岸(熊本県指定名勝)

早春に訪れたい、日本古来の「映えスポット」

どんなところ?

干潮と満潮の差が激しい有明海にある、絶景スポット「御輿来(おこしき)海岸」。


潮が引いたタイミングで見られるのは砂地に幾重にも重なる三日月型の模様。風と波が描き出したまさに「アート」で、神々しささえ感じられます。


日本の渚百選・夕日百選にも選ばれているというのにも納得です。


いつ見られる?

残念ながら、この光景が見られるのは1年のうち2~4月の2ヶ月程度。さらに絶景とされる夕日と干潮が重なるのは数日のみです。そのタイミングを逃すとその後1年間見られません。


だからこそ、この数日の「絶景日」には国内外からプロ・アマ問わず国内外から多くのカメラマンが集まります。絶景を前に、カメラと三脚がずらりと並ぶのもおなじみの光景。


管理人の河野敏信さんが管理している、Facebookの御輿来海岸ファンサイトでは、多くの「自慢のワンショット」が投稿されています。


>>Facebook 御輿来海岸のファンサイト


https://www.facebook.com/okosiki/


>>今年の「絶景日」はここをチェック


https://city-uto.com/archives/1


3 「日本書紀」の時代からフォトジェニック!


「御輿来海岸」の「御輿来」はなかなか難しい漢字。Googleだと「おこしき」で変換しても変換されません(「おこしきかいがん」だと変換してくれますが…)。


しかし、この難しい名前にもちゃんと意味があります。


話は、なんと4世紀までさかのぼります。


ヤマトタケルノミコトの父親としても知られる景行天皇が九州を巡航された際、この海岸の景色の美しさに見とれて、御輿(=天皇が乗られていたかご)を止めたとされます。この伝説が「御輿来」の由来。御輿来海岸には景行天皇聖蹟記念碑も建てられています。


つまり、SNSどころかテレビもカメラも新聞もなかった「日本書紀」の時代から「フォトジェニック」だったということ! 「映え」の歴史が違います!!


日本古来の「映えスポット」、ぜひ早春にタイミングをみてご覧ください。


見飽きない光景にきっと感動されるはずです。