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長部田海床路

海に並ぶ電柱、海面を走る軽トラ…幻想的な風景

まるで映画のワンシーン!

長部田海床路は、もともと海苔養殖や貝を採る漁師のために1979(昭和54)年に建設されたもの。


潮が引くと海の中から道が現れ、潮が満ちてくると海の中へ道が沈みます。海へと続く約1kmの道沿いには24本の電柱。電柱に明かりが灯り、海の中へと続いていく光景は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のワンシーンのよう。タイミングによっては「海の上を走る(ように見える)軽トラ」など、不思議な光景も見られます。


どのタイミングで見る?

おすすめのタイミングは満潮・干潮の前後2時間程度。


じわじわと潮の量が変わり、風景が変わってく様子を見るだけで気持ちもゆったりとなれそう。夕日とのコントラストはもちろん、日が沈んだ後に電柱の明かりが灯るころも見どころです。意外なタイミングとしては早朝も。気持ちのいい朝の海風を受け、浮かび上がる道を見たら前向きな気持ちになります。


つまり、どのタイミングで行っても絶景!


満潮・干潮の時間を確かめてお出かけください。


ただし、ひとつ気をつけたいのは、ここはあくまで漁師さんの仕事のための道であるということ。観光で訪れた場合も、ぜひ「漁師さん優先」でお願いします。


ONE PIECE ジンベエ像もすぐそば

長部田海床路のそばには住吉海岸公園があり、そこに設置されたONE PIECEジンベエ像もすぐそば。これは熊本県と、熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎さんが描く「ONE PIECE」が連動したプロジェクトの一環です。「麦わらの一味「ヒノ国」復興編」として、県内各地に建てられた「麦わらの一味」像のひとつ。


操舵手(そうだしゅ)のジンベエ像が設置されたのが海のそばの住吉海岸公園。長部田海床路に立ち寄った際は、どっしりとしたジンベエ像も訪れてみて。意外と大きいのでびっくりするかも?